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15.11.2020 | 歴史

マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践

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    商品基本情報

    • 著者:  大川史織
    • 発売日:  2020年08月31日
    • 出版社:  みずき書林
    • 商品番号:  9784909710956
    • 言語:  日本語
    • 対応端末:  電子書籍リーダー,Android,iPhone, iPad,デスクトップアプリ

    エディションノート


    南洋の孤島で餓死した日本兵が死の前日まで綴っていた日記。〈想像力〉を駆使して戦地の死に迫る。


    戦時中、南洋のマーシャル諸島では多くの日本兵が餓死した。

    そのひとり、佐藤冨五郎が死ぬ直前まで綴った日記と遺書は、戦友の手を経て息子のもとへ渡り、73年の時を超えて解読されることになる。

    そこには、住み慣れない島での生活、補給路が絶たれるなかでの懸命の自給自足、そして祖国で待つ家族への思いが描かれ、混乱と葛藤のなか、死へと向かう約2年間が精緻に記されていた。

    〈70年以上前に・南洋で・餓死した〉日本人といまをつなぐ、〈想像力〉の歴史社会学。


    【目次】

    名もなき人びとへの想像力/大林宣彦

    第1章 冨五郎をめぐる歴史

    近代日本と南洋群島/波多野澄雄

    第2章 南洋と日本をつなぐー日記解読のはじまり

    父の日記と父の島/佐藤勉

    偶然の出逢いが日記をつなぐ/仁平義明

    第3章 冨五郎日記に導かれて

    わたしの〈タリナイ〉/大川史織

    第4章 ドキュメンタリー映画『タリナイ』誕生

    あなたに関係のある島/藤岡みなみ

    ゴジラ少年の南洋へのまなざし/水本博之

    第5章 兵士としての冨五郎の心理

    従軍日記・遺書に見る日本兵の死生観/一ノ瀬俊也

    第6章 冨五郎日記を体験する

    日記全文翻刻

    資料

    第7章 古代史と現代史をつなぐーー日記解読のおわり

    「佐藤冨五郎日記」を映し出す/三上喜孝

    第8章 マーシャルをめぐる世界と私

    誰が海を閉じたのか?/グレゴリー・ドボルザーク

    マーシャル諸島と核、環境/竹峰誠一郎

    マーシャルへの片思い/末松洋介

    マーシャルへの手紙/森山史子

    マーシャル追想──米国大使との銀輪談議/安細和彦

    第9章 歴史をつないでいく意志

    日本と南洋/寺尾紗穂

    映画的歴史実践/三上喜孝


    【著者】

    大川史織

    1988年神奈川県生まれ。映画監督。慶應義塾大学法学部政治学科卒。マーシャル諸島共和国の日系企業で働きながら、人びとのオーラル・ヒストリーを映像で記録。マーシャル諸島で戦死(餓死)した父を持つ息子の慰霊の旅に同行したドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018年)で初監督。編著書に『マーシャル、父の戦場ーある日本兵の日記をめぐる歴史実践』(みずき書林、2018年)。両作品で山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞受賞。国立公文書館アジア歴史資料センター調査員(非常勤職員)。

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